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機構設計

機構設計

ギアやカム、軸受け等の「機械の内部で稼働する部品」の機械設計技術

静止しているだけでなく機械的な動作がある部分となり、他の部品との干渉を考慮しながら設計する技術となります。
アウトソーシングテクノロジー(OSTech)では部品の材料や形状に対し、「摺動性」や「操作性」などを考慮して、機構設計を行う知識と経験豊富なエンジニアが在籍しています。

  • ギア機構設計

    回転運動やトルクの伝達を目的として、ギアの形状や減速比又は変速比、配置を計画・設計するプロセスです。

    所望の運動やトルク変換の要件に基づき、適切なギアトレインを構築します。ギア機構設計では、歯形状やモジュールの決定、ギアの材料選定、強度解析などが重要です。CADや解析ツールを活用し、シミュレーションや解析を行いながら最適な設計を追求します。

    当社エンジニアは機械や装置の運動制御の精度や効率性を高め、正確な動作や高い信頼性を実現しております。

  • カム機構設計

    カムとフォロアと呼ばれる部品を用いて、回転運動を直線運動や変動パターンに変換するための設計プロセスです。

    カムは特殊な形状を持ち、回転するとフォロアによって押されたり引かれたりすることで運動を伝えます。カム機構設計では、所望の運動パターンや速度、加速度などの要件に基づいてカムの形状や半径、フォロワーの選定などを行います。設計には、カムとフォロアの接触応力や摩擦損失の解析も含まれます。

    当社エンジニアはCADや解析ツールを活用して、運動シミュレーションや応力解析等を行い、最適なカム機構の設計を実現しております。

  • 軸(シャフト)機構設計

    機械や装置において回転軸を設計するプロセスです。軸は機構部品の基盤となり、回転運動を伝達したり、負荷を支えたりする重要な役割を果たします。

    軸機構設計では、適切な軸の材料や寸法、形状、表面処理、軸端の接続方法などを選定します。また、回転速度や負荷条件、環境条件に基づいて軸の強度や剛性、振動特性を評価し、必要に応じて軸の補強や最適化を行います。

    軸機構設計は、機械の性能、信頼性、耐久性に直接影響を与えるため、正確な設計と適切な材料選定が重要です。

  • 軸受け機構設計

    回転軸や軸受け部分において摩擦を軽減し、正確な回転運動や負荷の支持を行うための設計プロセスです。

    ベアリングは回転部品同士の摩擦を減少させるための部品であり、軸受け機構設計では、負荷要件、回転速度、軸の直径などを考慮し、適切なベアリングの選定や軸受けの配置、軸径の決定を行います。設計には、適切なクリアランス、適切な潤滑剤の選定、軸受けの寿命解析なども含まれます。

    CADや解析ツールを活用して、設計の評価や解析を行い、当社エンジニアは最適なベアリングや軸受け機構の設計を実現しております。

  • リンク・コネクタ機構設計

    機械や装置内の部品や要素を連結・接続するための設計プロセスです。

    リンクやコネクタ機構設計では、所望の動作や要件に基づいて、適切なリンクの形状、サイズ、材料、接続方式、ガタ付きなども考慮して検討します。

    設計には、リンクの強度、剛性、摩擦力、接続の信頼性なども考慮されます。

    CADや解析ツールを活用して、リンクやコネクタの運動シミュレーションや強度解析を行い、当社エンジニアは最適な機構設計を実現しております。

  • スライド・レール機構設計

    物体や部品をスムーズに移動させるための設計プロセスです。スライドは物体を支持し、レールはスライドが沿うための構造です。

    スライドやレール機構設計では、移動の要件や制約条件に基づいて、適切なスライドの形状、材料、寸法、精度、摩擦係数などを検討します。

    設計には、スライドの摺動特性、耐久性、剛性なども考慮されます。

    CADや解析ツールを活用して、スライドやレールの運動シミュレーションや応力解析を行い、当社エンジニアは最適な機構設計を実現しております。

設計補助
(CADオペレーター)

CAD図面作成・編集技術

  • 機械系CAD設計

    構想図面、部品図面、組立図面、治具手配図面、加工図面、組立指示図面等を、設計担当者からの収集した情報を元に、機械CADを用いて作成する補助業務に対応しています。

    【構想図面】

    構造設備や製品等の案を表した図面

    【部品図面】

    製品や、製品を製造するために必要となる治具、製造装置や生産設備等の各部品について示した図面

    【組立図面】

    「組図」「Assy図」「アセンブリ図」とも呼ばれ、複数の部品で構成された製品等の全体を表した図面

    【治具手配図面】

    加工物を固定して位置決めをしたり、加工しやすくしたりする補助工具を手配するための図面

    【加工図面】

    切削加工等で部品を製作する場合に必要な、部品の寸法精度や寸法公差、幾何公差、材料の指定、加工手順等が分かるように、条件を示した図面