設備設計
製品を製造・生産するために必要な設備や装置を設計する技術
生産する製品に合わせて生産設備の改修や変更を都度行う必要があります。また、生産効率や品質、省人化など考慮すべき内容は多岐に渡り、機械設計の他にも電気設計など幅広い知識と経験が必要となる技術です。
アウトソーシングテクノロジー(OSTech)では、設備設計を行う知識と経験豊富なエンジニアが在籍しています。
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生産設備設計
生産設備設計は、製造業において製品を効率的に生産するために必要な生産設備の設計・開発・導入・改善を行います。 主な目的は、生産性や品質を向上させることです。
具体的には、生産ラインの流れや工程を最適化し、設備の運転やメンテナンスの容易性を考慮した設計を行い、自動化や省力化を図ることで生産コストの削減を目指します。
生産設備設計には、機械・電気・制御・情報技術などの知識が必要であり、また、製品の特性や生産数量などの条件に応じて、最適な設備を選択する必要があります。
生産性と品質のバランスの取り方やレイアウトの最適化、新技術の導入、設備の選定と調達など現場に合わせた生産設備を検討します。
この様な課題に対処するためには、豊富な経験や知識、技術のほか、コミュニケーション能力も必要です。複雑で多岐にわたる分野であるため、チームでの協力や専門家との協力が重要なためです。
OSTechには、その様なエンジニアが多数在籍しており、さまざまな生産現場で活躍しています。
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自動搬送設備設計
自動搬送設備は、工場や倉庫などで物品を自動的に運搬するための装置です。
例えば、自動車工場では、部品や完成車を自動的に運ぶためのコンベアやAGV(自律走行型運搬車)、倉庫ではパレットや箱などの荷物を自動的に運搬するシステムが使われています。
従来の手作業による物品の運搬作業を自動化することで、生産性の向上やコスト削減、労働力の削減などのメリットをもたらします。
また、物品を正確かつ迅速に運搬することができるため、生産ラインの効率化や生産性の向上に貢献します。センサ技術や制御技術、モーションコントロール技術、通信技術、ロボティクス技術等、さまざまな技術により成立しています。
これらの技術を組み合わせることで、自動搬送設備は高い精度と効率性を実現し、製造ラインや倉庫の生産性を向上させることができます。工場や倉庫の形状・サイズにより制約があったり、作業環境に対する適合性能が必要であったりするため、自動搬送設備を設計するエンジニアには現場のニーズを十分に理解し、適切な設備の選定を行う事が求められます。
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メカトロ設計
メカトロニクス設計の略称で、機械(メカ)と電気・電子(エレクトロニクス)を融合した製品やシステムの設計を行うことです。
具体的には、メカトロ設計者は、製品の機械的な構造や動作原理を設計し、それに必要な電気回路や制御システムを開発します。
例えば、自動車やロボット、産業用機械などの製品やシステムを設計しています。
メカトロ設計者は、機械部品や電子部品の選定、仕様の決定、設計、プロトタイプの製作、評価・テストの実施などを担当します。また、製品の完成後には、不具合や改善点の発見・修正、保守・修理のためのマニュアル作成なども行います。
メカトロ設計は、機械と電気・電子を統合することで、製品やシステムの高度な自動化や精密な制御を実現することができます。
OSTechのメカトロ設計エンジニアは、自動車産業や半導体産業、機械産業の他、産業用ロボットなどの分野で貢献しています。
設計補助
(CADオペレーター)CAD図面作成・編集技術
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機械系CAD設計
構想図面、部品図面、組立図面、治具手配図面、加工図面、組立指示図面等を、設計担当者からの収集した情報を元に、機械CADを用いて作成する補助業務に対応しています。
【構想図面】
構造設備や製品等の案を表した図面
【部品図面】
製品や、製品を製造するために必要となる治具、製造装置や生産設備等の各部品について示した図面
【組立図面】
「組図」「Assy図」「アセンブリ図」とも呼ばれ、複数の部品で構成された製品等の全体を表した図面
【治具手配図面】
加工物を固定して位置決めをしたり、加工しやすくしたりする補助工具を手配するための図面
【加工図面】
切削加工等で部品を製作する場合に必要な、部品の寸法精度や寸法公差、幾何公差、材料の指定、加工手順等が分かるように、条件を示した図面