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信頼性試験(電気系)

信頼性試験(電気系)

電子機器に対し工業規格や動作保証仕様を満足しているのか評価確認する技術

電子機器設計において、各工業規格に基づいて適切な試験や評価を行う技術となります。
アウトソーシングテクノロジー(OSTech)では、環境条件や負荷条件を設定し、製品が要件を満たしているかについて、電気的な観点から評価できるエンジニアが在籍しています。

  • 温度評価

    工業規格(JIS、EIAJ、AEC、MIL)に準拠した試験条件にて性能評価を実施しています。
    電気系の温度評価では、動作保証温度範囲内で性能や機能が正常動作することを確認します。

  • 振動試験

    工業規格(JIS、IEC、EIA)に準拠した試験条件にて耐久性の評価を実施しています。 電気・電子製品の開発における振動試験では、製品の耐久性と信頼性を評価し、振動による機能障害やハンダクラック、部品の脱落などの損傷リスクを判断します。評価では、振動レベル、周波数範囲、加振方向、振動耐性、接続部の信頼性などに注目します。また、異音の評価も重要です。異音と振動による機能障害は、製品や産業に特化した評価基準や業界標準に基づいて評価を行い、品質やユーザーエクスペリエンスの向上を図ります。

  • 衝撃試験

    工業規格(JIS、IEC)に準拠した試験条件にて衝撃による耐久性の評価を実施しています。 電子機器の運搬時や、落下による衝撃による破損や破壊が発生しないかを確認します。

  • 雷サージ試験

    雷が発生したとき、その近くの電線や電話線等の信号線には誘導結合によるノイズが発生します。 この誘導結合によるノイズが電子機器の電源線や信号線から侵入することで電子機器自体が誤動作や故障することがあります。 この雷によって発生するノイズ耐性を評価する試験です。


  • ESD試験

    ESD(:Electro Static Discharge=静電気放電)試験では、工業規格(IEC、AEC、MIL)に準拠した試験条件にてESD耐性の評価を行います。

    • ・HBM:Human Body Model
       帯電した人体から電子機器に放電するモデルで最も一般的な放電モデル
    • ・MM:Machine Model
       生産現場等で帯電した製造設備や保管場所等が原因で発生する放電モデル
    • ・CDM:Charged Device Model
       プラスチック等の台や袋の上に置かれた対象機器が滑り落ちたりするときに発生する放電モデル
  • 過渡電圧試験

    電子機器の電源をオフした瞬間から電子機器には電気的な過渡期が存在します。この期間において電子機器が誤動作を起こしたりしないか、耐性を確認する試験です。

  • アンテナ照射試験

    アンテナから電子機器等に対して電界結合によるノイズの照射を行い、ノイズによって機器が誤動作を行さないか耐性を確認する試験です。

  • 電源変動試験

    電子機器の電源電圧が変動したときに電子機器が誤動作を起こさないか耐性を評価する試験です。

  • 電源瞬断試験

    電子機器に対して電源供給が瞬間的にオフになった場合や電圧が低くなった場合に電子機器が誤動作を起こさないか耐性を確認する試験です。

  • 電源電圧波形評価

    オシロスコープを使用し、電源波形のオーバシュート、アンダーシュート、リンギング、リンギングバック、ステップ(段つき)の有無を評価します。

  • アイパターン評価

    サンプリング・オシロスコープによる高速デジタル信号のアイパターン評価で、アイダイヤグラムとも呼ばれます。 伝送データの波形やスキュー・ジッタの確認を行います。

  • その他の評価・試験

    次のような回路の内部信号品質や、回路の内外部高周波ノイズに関連した評価・試験を行い正常に動作するのか、または、規格・仕様を満足するのか確認します。

    • ・デジタル信号評価(UART、CSI、I2C)
    • ・EOS試験(=電気的過負荷)
    • ・レーダーパルス試験
    • ・TEMセル試験
    • ・イミュニティ試験
    • ・BCI試験(=バルクカレントインジェクション)

設計補助(信頼性試験対応)

製品の試験・評価のアシスタント業務を実施

  • 実験アシスタント

    開発の初期段階において、企画が通る前に実現性の実証実験作業の補助を行います。

    【機械設計補助】

    • ・商品企画のコンセプト通りの寸法サイズで設計可能かどうかの見極めを行うデータをまとめる。
    • ・他社品のベンチマークを機械設計視点で行い、自社製品の開発の参考データを作成する。
    • ・商品企画のデザインに伴い機械設計的視点で懸念部分に対して部分的に強度評価を行う。

    【電気設計補助】

    • ・商品企画のコンセプト通りの寸法サイズで回路規模を検討したデータをまとめる。
    • ・他社品のベンチマークを電気設計視点で行い行い、自社製品の開発の参考データを作成する。
    • ・商品企画のデザインに伴い電気設計的視点で懸念部分に対して部分的に電気特性評価を行う。
  • 試験評価アシスタント

    機械、電気・電子分野において、工業規格や製品仕様で要求される信頼性試験や評価の補助業務を行います。